何かに悩んだ時の決め方、判断軸の出し方
ラバーダックに聞いてもわからない
前回、ラバーダックの話をしました。
しかし、ラバーダックに相談しても、何度も同じところでグルグルしてしまい、先に進めないことがあります。
同じ問い、同じ悩みで止まってしまう。
そんな時に何をしたらいいのかというお話です。
決めないことを決めて、決めることを決める
何かを決めなければいけない時は、まず、何を決めないかを決めてしまいます。
つまり、考えても意味がないことは考えないということ。
例えば、挑戦したいことがある時。
この大学に進学したい。でも合格できるかどうかわからない、合格できなかったらどうしよう。
合格できるかどうかは、本人にも周りの誰にもわかりません。
確かなのは、その大学に進学したいと思っていること。
合格したいなら勉強するしかないこと。
ではどう勉強を進めていくか。
合格できるかな、大丈夫かな、で頭の中をいっぱいにするではなく、合格のために絶対に必要な勉強を、いかにしてやっていくか、こちらを考えるべきですよね。
判断軸を出す
そうはいっても、漠然と「どうしたらいい?何がいい?」を決めるのは難しい。
なぜなら、選択肢が無数にありすぎて、その中からどれか一つを選ぶなんて、すごく途方もないことに思えるからです。
「何食べたいー?」
と聞かれるのと
「ラーメンとパスタどっちがいい?」
と聞かれるのとでは、答えやすさが全く違います。
だから、何かを決めるにあたって「考えた方がいいこと」をいくつか挙げていく必要があります。
これが「判断軸」です
例えば転職したいと思っている時。
そもそも転職するのかしないのか。今の職場にい続けた方がいいのか、別の職場を探した方がいいのか。
漠然と「どうしよう…」と思っていると、ただ時間だけが過ぎていくことになります。
悩みたいだけであればそれでも良いのです。
しかし悩むことが目的ではなく、結論を出すことが目的であるなら、何を基準に判断するかを出してみるのが良いはずです。
漠然と考えるよりもその後の判断がスムーズにできます。
例えば、転職するかどうかであれば
・給料はたくさんもらえるか
・興味を持てることか
・人間関係は良好か
・成長できる環境か
・時間と場所の自由はあるか
などなど、少し考えてみるだけでも、たくさんの軸が出てきます。
判断軸を整理する
出せるだけ出したら、今度はその軸を似ているもの同士でまとめてみます。
思いつくままになんでも書いてみると、似ているものもいろいろ出てくるからです。
判断軸を元に、決める
次に、その軸で考えたときのメリットデメリットを出してみます。
または、重要だと思う軸はどれなのかを考えてみます。
成長の軸で考えた時のメリットデメリットは何か。
成長できれば興味がなくてもいいのか、人間関係が良ければ時間も場所も選べなくていいのか、等。
すると、どの判断軸を重要視して判断したいかがわかります。
それぞれの判断軸を基準にスムーズに決めていくことができます。
まとめ
決める時は、考えても意味がないことは考えない。
わかる範囲で考える。
決める時には判断軸を出す。
判断軸は何かを決めるにあたって考えておいた方がいいこと。
判断軸は思いつくだけ出して、整理する。
それぞれの軸のメリット・デメリットを考える。
どの軸を重要視するかを考える。
判断軸に基づいて、決めたいことを決める。