文系のIT遊記

「そもそもITって何?」と思っていた28歳♀のIT関係勉強記。

Audibleで『文系AI人材になる 統計・プログラミング知識は不要』聞いてみました!〜1章〜

『文系AI人材になる 統計・プログラミング知識は不要』

読んでみました。

『文系AI人材になる 統計・プログラミング知識は不要』東洋経済新報社 2019年12月20初版

by カエレバ
 

 

 

と言っても、書籍を読んだのではなく、Audibleで聞いたのですが。

(Audibleのことはまたの機会に書くことにします。)

 

最初に聞いた時はざっと聞き流してしまったので、今回はアウトプットの意味も含めて、内容を書いてみようと思います。

『文系AI人材になる 統計・プログラミング知識は不要』第1章の内容

1章は「AI社会で職を失わないために」

AIという「未知のもの」への恐怖感

私は、AIと聞くと 「よくわからないけどすごそう」という漠然とした感想を持っていました。

そして、この本によると、「よくわからない」ために「なんか怖い」と思っている人は、世界の他の国々に比べて日本は特に多いようです。

それは、「未知のものへの恐怖感」

 

でも。

車が発明されて御者がいなくなった。

冷蔵庫ができて氷屋さんがいなくなった。

それらと同じように、既存の職が淘汰され、新しい職がでてくる。

AIに関しても同じなのだと。

だから、AIについて正しく理解して恐怖感を減らし、むしろ使いこなす側になろう、と筆者は述べています。

 

個人的には、「AIも、Exelくらい誰もが使う一般的なツールになる」というころがしっくりきました。

「AIに勝つ負けるではなく、共に働く」

「共働きスキルを身につける」

この考え方が大切。

 

「Exelってよくわからないけどすごそう」

「Exelの方が正確に計算できるし、グラフ化もできる。私たちの仕事が奪われる!」

なんてことには今のところ、なっていないわけで。おそらく今後もそう。

上手に使いこなして、仕事を効率化して、使える時間を増やす。

 

AIについても同じことなんだなと。

さらに、その働き方についても紹介してくれています。

AIとの共働きの「型」

AIの不完全な部分を人間が補ったり、その逆であったり、AIとの働き方にはいくつかの種類があります。

どれくらいの仕事をAIに任せるか、を考えなければなりません。

そのために、筆者は下記の4種類の型に働き方を分類しています。

一型

人だけが働く。AIが関わることのできない仕事。

今までと同じ。

例)マネジメント業務、経営業務、他

T型

AIが補助する。一部を代行する。

AIに何ができるかがわかっていると、業務を効率化できる。

例)店舗接客業務、学習指導業務、ライティングの企画執筆業務、他

O型

人ができないことをAIが拡張する。

人ができないことの中でAIができることは何なのか、

AIによってできるようになることで価値が大きく高まるものは何か。

深い業界知識とAIの知識が必要。難易度の高い業務領域。

例)医療・看護などの高度な専門業務、予測分析業務、他

逆T型

AIの苦手を人が補助する。大部分はAI。

AIが業務を行うために、事前の準備を人が行う。

AIのアウトプットを人がチェックして補正する。

例)データ入力、電話応答、音声文字起こし、運転、他

『文系AI人材になる 統計・プログラミング知識は不要』第1章の感想

「AIに仕事を奪われる」

「AIはなんでもできる」

AIに対すしては漠然とした印象を持っていました。

でも、AIによってなくなる仕事もあれば、新しく現れる仕事もある。

AIは何でもできるわけではなく、人間が補う必要のある部分もあれば、逆に人間の仕事を一部代行してくれるような面もある。

それが、はっきりと4種類の「型」に分けられて語られているのがとってもわかりやすかったです。

この4種類の型を知っていれば、AI関連のニュースを見たときにも漠然とした「すごい」ではない受け取り方ができるようになりますね。

レントゲン画像で病気を診断するAIか。これは「O型」だな。とか。

AIによる音声文字起こしか。これは「逆T型」かも。とか。

それを知っていることによって、知らないものへの畏怖や恐怖のようなものは無くなる気がします。

 

お疲れさまでした!

AIって一口に言っても、色々な種類があるし、活用の仕方もたくさんあるんですね。

この後も、文系としてのAIキャリアの話やAIの活用事例など、読みやすい上に盛りだくさんの内容となっているので、気になった人は、続きを読んでみてください♪

by カエレバ